iOS7で強化された機能の一つに「Managed Open In」という機能があります。以前より提供されている「Open In」機能を制御するために追加された新しい機能です。

Open Inとは

まずは「Managed Open In」機能の前に、iOS6以前からある「Open In」機能について改めて確認してみます。もともとiOSの思想として、各アプリケーション毎で使用しているデータは他のアプリケーションが使用したり参照したりなどアクセスできない仕組み(サンドボックス化)になっています。それに対して、あるアプリケーションのデータを別のアプリケーションに受け渡すことをできるようにするのが「Open In」機能です。Open In機能の分かり易い例としてはメールの添付フィアルでPDFファイルを開いているときに、画面の右上にどのアプリケーション(AdobeAcrobatやiBooksとか)で開くか?アプリケーションの指定を要求されるものです。例えばこのケースでiBooksを選択すると、開いているPDFファイルがibooksに保存されます。普段はOpen Inとかを意識せずに使っていますが、まさにこれが「Open In」機能により、メールアプリケーションからibooksへデータが受け渡される動作が実行されています。

Managed Open Inとは

「Managed Open In」機能は、訳しての通り「Open In機能を制御する仕組み」です。これにより、アプリケーション間のデータ連携を、制限したり、許可したりといった制御が可能になります。さらにMDMで「Open In」機能を使用することにより、管理者がユーザによる不正なデータコピーを防ぐことが可能になります。

Managed Open Inができた背景

Managed Open Inができた背景としては、BYODの導入が増えてきていることでないでしょうか?。BYODでは個人の端末を使用を前提としているため、企業領域と個人領域それぞれで、データを隔離する必要があります。企業のデータが個人利用のクラウドサービスに保存されたりできようないようにするために「Managed Open In」機能が利用できます。

MDMの「Managed Open In」機能への対応

iOS7の新機能追加にともないMDMでできることが増えてきました。そのため今まで横一線だったMDMサービスですが、各MDMサービスによって新機能への対応状況によって違いがだいぶ出てきているように感じます。私の会社で使用しているソフトバンクの「ビジネスコンシェル」のサイトを改めて参照してみましたが、こちらは「Managed Open In」機能を利用した制御だけでなく他の新機能についても、まだ対応できていないようです。